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パリ好きアメリカ人おすすめのレストランって? [パリ]









最後にフランスにいったのは、2009年。フランス好き、いやパリ好きというのは私を含め、世界中にいて、パリジャンやパリジェンヌになりたい人もたくさんいます。



アメリカ人にもパリ・ラバーが多いようで、私はI Prefer Parisというパリ在住のアメリカ人男性のブログを購読しています。先日、パリのガイド本の著者のインタビューがアップされました。なかなか、辛口なレストラン評がのっていたので、抜粋翻訳しました。

インタビューされたのは、1984年に「Food Lover's Guide to Paris」を刊行したパトリシア・ウェルズさん(66歳)。





Q:パリに移り住んだ当時(1980年)と現在ではパリの飲食業界に変化がありましたか?



パトリシア・ウェルズ(以下、P):いい変化は・・・

☆レストランが年中無休になった

☆若いシェフが18区の中心ではなく外側で、オリジナルなメニューを手ごろな価格で提供するようになった

☆全体に気軽な雰囲気のレストランが多くなった



悪い変化は・・・

★ブロガーによる若いシェフへの称賛コメント。実際はオリジナルでもなく、素晴らしくもないことが多い

★いいブラッスリーがなくなった。残っているのはいただけない店ばかり

★マスコミが盛り上げるせいで、一夜でシェフがスターになる



Q:高級、カジュアル両ジャンルでコスパのいいレストランを教えてください。



P:カジュアルレストランなら「La Table Eugene」と「Philou」。高級なレストランなら「Guy Savoy」と「Astrance」のランチ。



Q:人気のレストランで過大評価されていると思うところはありますか?その理由は?



P:「Frenchie」と「Arpege」。Frenchieは何週間も前に予約したのに、6月と12月で同じメニューでした。サバのスモークとリー・ド・ヴォー。どちらもまずかったわけではないけれど、「新鮮、地元、旬の味」とはとても思えなかったです。サービスはひどいわね。夜は真っ暗で、何を食べているかわからないのです。



Arpegeは、7月に行ったときに堪忍袋の緒が切れました。トマトと夏野菜が真っ盛りの頃ですが、ランチに出たのは人参、ビーツ、カブ、たまねぎだけと言ってよかった。本物の料理とは言えないわね。




Q:ジョエル・ロビュションと一緒に料理書をつくったときのことを教えてください。



P:天国にいる気分でした。何年間も私は8区にある自宅から、16区の彼のレストラン「Jamin」まで、30分かけて歩いて通ったものです。午前中はノートとペンを手に、たくさんの質問を用意して、なんでも応えてくれる料理人たちと過ごしました。レシピの編集が始まると、料理人たちはすべての材料の計量をする。私と話し合って、それから料理をする。印象的だったのは、キッチンの雰囲気です。料理人たちは互いに信頼感を持ち、彼らもジョエルも料理にすべてを注いでいる、そんな空気がありました。彼らは常に、常に謙虚なのです。



Q:本を書くほかに、料理教室でも成功を収めていますね。



P:料理教室は1995年にプロヴァンスで始め、1997年にパリでも始めました。当時は人々の反応を見たり、私がどれだけ教室に熱意をもてるかの実験の場でした。結果は上々。自分の経験や知識を分かち合うのは素晴らしいことです。教室を通じて、それまで知りえなかった人々と友達になることができました。



Q:もし誰かのためにディナーを用意するなら、それは誰で、どんなメニューになるでしょう? 場所はパリのアパルトマンですか? プロバンスの家ですか?



P:飲食業界に身を置かない人に料理したいですね。たとえば、俳優のマット・デーモンやシンガーのステーシー・ケント、そしてもちろんバラク・オバマやビル・クリントン。場所はプロバンスで、樫の木の下とか。



Q:今、執筆中の本はありますか?



P:ええ、次の本「Cooking with Patricia:フランスの2つの台所から学んだライフスタイル」を執筆中です。フランス内の2か所で行っている料理教室をベースに、レシピと美しい写真、料理のコツを詰め込みました。



Q:パリのどこが好きですか?



P:美です。一にも二にも美しさです。




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映画「のだめ」にパリのあのサロン・ド・テが! [パリ]

映画「のだめカンタービレ最終章 前編」を見てきました。面白くて、泣きどうしです。ネタバレになるので、あまり書けないのですが、ホイッパーの一番印象に残ったところは、のだめが千秋センパイと共演できるうれしさのあまり、舞台であるパリ中を浮かれ飛び、モンサンミッシェルで爆発してしまうシーンです。妖精と一緒に舞い飛ぶシーンにぴったりなパリの名所、ギャルリー・ヴィヴィエンヌも登場しました!(と私は信じているのですが…実は確信がない) 19世紀にできたモザイクの美しい、このパッサージュ(アーケード)には、「A
Priori-The(ア プリオリ テ)」というサロン・ド・テがあります。目黒の「ル・カフェ・マミィ」のオーナーさんは、このお店を目標にカフェを始めたそうです。(ちなみに、プリオリテでもテーブルクロスに使われているジャカール・フランセの商品はカフェ・マミィさんでも販売しています)

プリオリテは立地だけでなく、メニューも素晴らしい。フランボワーズのタルトやレーヌ・ド・シバ(シバの女王)と呼ばれるチョコレートケーキなど、“おフラーンス”なケーキもあれば、チーズケーキやブラウニーなどアメリカンスイーツもあり。フランスに限らず、インターナショナルな味を提供していて、好感が持てます。ランチもとてもおいしく、気軽な雰囲気なので1人ランチにもってこい。そういえば、私がお仕事をいただいている「Cafe
Sweets」で、ここのメニューが連載されたことがありました。隣の古本屋さんもクラシカルないい雰囲気でパリ旅行の計画がある方にはぜひお勧めしたいギャルリー・ヴィヴィエンヌです。ちなみに、映画「のだめ」をご覧になるときに、ギャルリー・ヴィヴィエンヌを見逃さないよう、違うアングルの写真も・・・。

A Priori-The 35-37,Galerie Vivienne 2e
メトロ駅:Bourse またはPalais Royal-Mussee-du-Louvre
☎ 01-42-97-48-75
無休
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パリ生中継!! 第5回 [パリ]



(もたもたしているうちに、帰国し生中継でなくなりました・・・)。

パリのジェイミー・オリバーと呼ばれている(?)、シリル・リニャック呼ばれるの「Le Chardenoux ル・シャルドヌー」に行きました。というか、行けましたと言ったほうがいいかもしれません。なにしろ予約がとれにくいとかで、ダメもとで友人が土曜日の朝、昼食の予約電話を入れたところ、意外にあっさりと14時にとれたのです。11区のポールベール通りはビストロ激戦区と言われているといいますが、天気のいい土曜日の午後、店の周囲は穏やかな空気が漂っていました。アレ!? 店の前でお客さんと記念写真をとっているのはリニャックさん? きさくな人みたいです。各テーブルを回って、客に声もかけていました。ホイッパーも記念写真をとりたかったのですが、入店が遅く、シェフはいなくなってしまった・・・。(←なんと、月刊リニャックさんみたいな料理雑誌も刊行中!!)

さてさて、何を食べましょう。平日とは違いプリフィクスメニューはありませんでしたが、45ユーロで前菜とメイン、コーヒーとワイン2杯をいただきました。前菜は「サラダ・ニソワーズ」を2人で分けたのですが、それでちょうどいい量でした。これがとにかくおいしかったんです!! ツナ入りのグリーンサラダは基本のままなのですが、たっぷりとタプナード(黒オリーブのペースト)を塗ったバゲットがのっている!!! アンチョビもたっぷり入っていて、これで白ワインを1杯飲んでしまいました。

メインは楕円形のガラス製ココットで焼かれた「ムサカ」。ナスと子羊のひき肉を重ね、上にチーズをのせてグラタンふうに焼いたものです。おいしかったな。本当はデザートも食べたかったのですが、若手シェフ(31歳)にもかかわらず、ビストロらしいクラシックでがつんとしたボリュームいっぱいのメニューで、すっかりお腹がいっぱいになってしまったのです。面目ないっす。

さて、コーヒーと一緒にやってきたのは、型に入ったままのマドレーヌを手にしたシェフ・・・ではなかったのが残念でしたが、女性のかわいいサービス係。ぷっくりとした、マドレーヌ・コメルシーは天井のフレスコ画、アールヌーボー調の鏡があるクラシックな内装にぴったりのお茶請けでした。





Le Chardenoux

1, rue Jules Valles 75011 Paris

TEL:01 43 71 49 52

FAX:01 43 71 80 89
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パリ生中継第4回! コスト兄弟最新店舗で朝食の会(怪) [パリ]

朝食すら外食したくなるパリです。今日は在パリ8年になる方と待ち合わせて、サンジェルマンデプレで朝ごはんをすることにしました。ラデュレにする予定でしたが、話題のコスト兄弟が手がけたという「LaSociete」がどうやら朝食もやっているとのことなので、ちょっとばかり時代の最先端をのぞいてみようということになりました。なかなか入口が見つからず、窓をのぞいてもとても営業しているようには見えません。店内は掃除中!? なんとかドゥ・マゴのちょうど後ろ、ルイ・ヴィトンの隣に入口を見つけると、ビルの中にポツンとモデルさんのようなきれいなお嬢さんが立っていました。「一体、朝食はやっているのですか!?」という気持ちをこめて、お嬢さんに案内を頼みましたが、「やっていますが、何か?」というような涼しい顔をされましたね・・・。客は私たちだけ。モノトーンのモダンなインテリアは、やはり夜、妖しげなライティングとスタイリッシュな人々が空間を埋めてこそ、完結しそうなかんじです。でも、窓からは教会が見えて、朝は朝で休みの日の学校みたいな異空間が楽しめました。テーブルに長方形の皿にトーションを敷いた上にクロワッサンとパン・オ・ショコラとパン・オ・レザンが並んでいたので、ようやく朝食営業をしている実感がわきました。

その後、またまた登場したモデルさん第2号のサービス係との冗談のような会話の挙句(マフィンもあります、エッグベネディクトにはおすすめのスモークサーモンをつけてはいかがですか? などなど、提案してくれるのですが、マフィンがなく、次いでエッグベネディクトもやっぱりできませーん・・・というかんじです)、3種のパン盛を2つとパンケーキを2皿、フレッシュジュースとコーヒーを頼みました。フランスでパンケーキとは珍しいですね。でも、サクッとしていておいしかったです。アパルトマンでスクランブルエッグを作ったときに卵の黄身の色が薄いことに気づいたおかげで、パンケーキの色が白いのも飲みこめました。パンはちょっとこぶり・・・しかし、その後私たちはその値段と照らし合わせて仰天することになるのです。

誰にも邪魔をされることなく、朝食を終えて、会話もはずみいい気分! で、お会計です。ほっほーい!! カフェ3つとフレッシュジュース3つとパンケーキ、パンで80ユーロ。やってくれます。そんなパリの辛辣な一面も見逃せないというところです。 
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パリより生(?)中継!! 第3回 [パリ]

シェルシュミディという通りがすぐそばを通っています。まっすぐセーヌ河の方向に歩いていくと、「ルパレデテ」や「マミーガトー」があるので住宅地ながら、観光客も結構訪れるようですね。アンティークとオリジナル商品が、いい具合に投げやりに置かれているお店の隣の食品店で、でかいトマトを見かけました。「Coerde bouef」(牛の心臓)という名前。確かに・・・。今は、この時期にしかない平べったい桃や、生のアーモンドも売っていて、八百屋さんも楽しいです。そうだ、SENSINGで食べたさくらんぼのデザートには、生のアーモンドを砕いたものが散らしてありました。ローストしたアーモンドとは全く違う、きゅうりのような食感(味はまったく違いますが)です。
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パリより生(?)中継!! 第2回 [パリ]

モンパルナス駅の近くはクレープ屋さんがたくさんあります。それと、不思議な日本料理店。寿司&焼とり・・・サーモンの握りと四角く形を整えられて串におさまった鶏肉を、緑の風ただようテラスで楽しそうに食べる人たちがたくさんいます。クレープにも惹かれますが、まだフランスに着いたばかりなのでフランス料理を思い切り食べる体力を試しに、ギ・マルタンのセカンドライン「SENSING」に行きました。1階席は壁も床も白く、食事とはまったく関係のないビデオがならんでいて、いまどきフューチャリスティック?で、正直ちょっと引きました。料理は手頃な値段です。75ユーロで前菜、メイン、チーズ、デザート、コーヒー(またはお茶)、それにワイン1/2本付き。私はクエッチのジュレがのったフォワグラにペルシヤードのかかった子羊のロティと胸腺、さくらんぼのデザート。連れはグリーンアスパラガスとあさりのスープ仕立て、同じ子羊とチョコレートのデザート。ポーションが半分なら、全部たいらげられたはずですが、フォワグラは1個、子羊は結局3分の2は残してしまいました。でも、子羊の胸腺は絶品でした。適度に弾力があり、適度にやわらかくて。さくらんぼのデザートはクレーム・シャンティよりさらに軽い生クリームに生のさくらんぼ、さくらんぼの味が濃縮されたシャーベットが散らされていました。仕上げは日本茶でした。本当にお得感が満載でした。これは私たちが座った1階ではなく、2階です。2階はとてもシックです・・・。
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パリより生(?)中継!! 第1回 [パリ]

只今、パリに出張中のホイッパーです! さあ、凱旋門のてっぺんから眺めたシャンゼリゼ大通りをご覧ください!シャンゼリゼにはブランドショップが立ち並んでいるわけですが、トヨタやルノーなど、自動車メーカーのショールームもあるのですね。しかも、ルノーには本格的なレストランもあるようです。シェフのインタビュー記事によると「健康的かつ女性的な料理」をモットーとしているとか。

ところで、パリの日差しはすでに真夏です。でも、空気が乾燥して、涼しいので食欲が進んで、もちろん体重上乗せでの帰国になる予定です。

私が滞在しているのは、短期滞在型アパルトマン。ですから食事も作つことができるんです。昨日は、ル・ボン・マルシェの食品館に行き、欲望のままに羊肉を買いました。料理をするのが楽しみです。肉と一緒に買ったのが、大好きな「ボルディエ」の海藻バターです。昨年、フランスに来る前に、世田谷線の松陰神社駅にある「カフェ・ロッタ」のオーナーさんに教えていただきました。塩味強めのバターに紫や緑の海藻が入っています。朝、近くのパン屋「Malo」でこの店の看板商品らしき、フィッセルくらいの長さで、バタールくらいの太さのパンを買い、海藻バターをたっぷり塗って、活力源としました。卵は「超新鮮」と断ってある生みたて(生まれて9日以内!!)で、殻にこれみよがしに鶏の羽がこびりついています。これでスクランブルエッグも作りました。黄身の色が白っぽいので、“おやっ!?」と思いましたが、クリーミーな味わい・・・というところです。夜ごはんは次回のレポートにて。
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