ブログテーマ変更しました! 映画を食べて、聴いて、弾いて楽しむ日々について書こうかな…と [お知らせ]
長らく(6年!)使っていたブログのテーマをこのたび「美味映画感」に替え、私の生活から切り離すことのできない「映画」と「食」、そして「映画音楽」についてツラツラ書いてみることにしました。
私の食いしん坊人生と映画好き人生のスタート地点はだいたい同時くらいです。小学5、6年の頃のこと。食いしん坊のスタートは「ジュニアクッキング」という子供向けの料理本との出会い。映画に目覚めたのは、日曜洋画劇場の「サウンド・オブ・ミュージック」で、当時はまだ、この2つが交わってはいませんでした。でもこの2つの間には、「美味しい本」というのがあって、「赤毛のアン」に出てくる“いちご水”とか、「若草物語」に出てくる“塩漬けライム”が気になってしかたなかったわけです。
三つ子の魂、百までと言いますが、そんな小学生はこんな大人になるわけです。おいしいものにつられて食べて、読んで、とうとう書くことになっていた! なかなか幸せな人生です。
聴いて、弾く映画の楽しみは、私の年代の人なら身に覚えがあろう、親に「習わされた」経験の副産物。映画で流れるピアノ曲をエンドロールで特定し、楽譜を見つけたときのヨロコビ! インターネットのない時代の苦労が懐かしいほどです。
最初に突き止めたヨロコビの曲は、「眺めのいい部屋」の主人公ルーシー(ヘレナ・ボナムカーター」が、フィアンセのシシル(ダニエル・デイ・ルイス)の邸宅で開かれた晩さん会で、得意のベートーベンを封印して弾いたシューベルトのピアノソナタ第4番イ短調。https://www.youtube.com/watch?v=5PcIQC0lxxg
この演奏はだいぶルーシーとは違う! この曲は冒頭はルーシーがフィレンツェで弾くベートーベンのように、情熱的ですが、転調すると可憐な感じになります。 この曲はなぜかサントラには入っていません。サントラのハイライトは、やはりジョージ・エマソン(ジュリアン・サンズ)とルーシーがフィレンツェのポピー畑で・・・のシーンで流れる、「なんと美しい夢」(プッチーニ「つばめ」より)でしょうね。
「眺めのいい部屋」はジュディ・デンチ(M!)やマギー・スミスなど、英国の名優ずらりの映画で、私のオールタイム・フェイバリット映画です。ヘレナ・ボナムカーターもまだ、ティム・バートンの出会っていなかったせいか、清純派そのもの(今のヘレナも大好きだけど)。おいしいものは・・・あまり出てきませんが、イギリスやイタリアの食文化が垣間見られるシーンもあるので、きっとまた登場すると思います。
部屋の中で世界一周!できるスノードームについて [旅]
「水やり」がいい出来栄えだった、モナコ、ベネチア、ニューメキシコ
20歳の頃から、細々と続けている私のコレクションをご紹介します。
始めたころはスノーボールでしたが、今はスノードームと呼ばれることが多いようです。
年の瀬になると、水の減りが気になって「水やり」をします。
FBにあげたら、「生き物みたいだね」というコメントをいただき、「水やり」と呼ぶことにしました。
ほとんどが、人からのお土産です。最初は家族や友人がどこかに行くというと
「スノードーム買ってきて」と頼んでいたのですが、コレクション歴も数十年になると、
私が集めているのを忘れずにいてくれて、買ってきてくれる人が何人もいます。ありがたい!
今年のニューフェイス!
左から、イタリアンのシェフをしているMさんが買ってきてくれたプーリア州の”白い街”、オストゥーニ。
カメラマンのKちゃんは出張先から2つ買ってきてくれました。マラケッシュとタイ。
そして、旅関係の編集者、Hさんはノルウェー。
最近はドーム部分と台座がしっかりくっついていて、「水やり」できないデザイン。というか、水やり不要。
左から、ニューメキシコ、グランドキャニオン、後ろ左はアリゾナ、ヨセミテ公園
スノードームも時代によって、デザインが変わってきました。
こちらは2000年代の初期のアメリカ西部もの。なぜか台座が黒ばかり。
そして、青いラメが舞う。でも、デザインがやや雑。背景に絵が描かれているだけ。
コレクションを始めたころの、白い台座に水色の背景が安っぽいスノードームも懐かしい。
3ドルくらいで買えたのに、今は7ドルくらいするんではないかな。
月並みですが、スノードームを見ているとちょっとした旅気分が味わえます。
自分で買ったものだと、いくら記憶力が弱っている私でも、旅の記憶は甦ります。
さてさて、来年行きたい場所を選びました!!
ノイシュヴァンシュタイン城、ニュージーランドのオークランド、カナダのバンクーバー
ドイツにはあまり興味が湧かないのだが、ノイシュヴァンシュタイン城は別。
オークランドとバンクーバーは夢の移住先候補!! 行ったことないから、まずは下見しなくては。
行けるかな、2015年に。
エスコヤマの気になるチョコレートはマニアな女子会向け? [スイーツ]
3人で食べ比べのできる「Rozilla」の4種×3のボンボン・オ・ショコラ・コレクション「ショコラ・セミナー」(4,500円)
今年は兵庫県三田市にある「エスコヤマ」の小山進シェフに取材できる幸運に恵まれました。
目の前で話を聞くと、溶けそうになります。イケメンということもありますが、
仕事に対するパッションが火花を散らしている。ほぼ同じ年だというのに、あのバイタリティ!
ここ数年でパリのサロン・ド・ショコラで5タブレットを連続受賞。ロンドンのインターナショナル・
チョコレート・アワードでも金賞連発。すっかり気持ちが老け込んでいた自分が恥ずかしい!!
東京での新作発表会に登場した小山進シェフ。熱いトークはいつでも健在
お店は三田にしかなので、東京での知名度はまだこれからかもしれませんが、
なかなかお目にかかれないチョコレートに出会えるのが、「Rozilla」(路地裏+ゴジラの造語)。
奇想天外な発想でできあがるチョコレートは決して奇をてらっているだけではないのです。
私が好きなのは、万願寺唐辛子とプラリネの板チョコ、今回新作で発表された中では
「抹茶とパッション」(こがし醤油とか、こぶみかんの葉とか、小山シェフならではのフレーバー
の中でも一番ふつうに見えますが…)。この2つをうまく調和させるのは難しいと思います。
かたや苦み、かたや強い酸味が際立つ素材。これをヘーゼルナッツのプラリネでうまくつなげています。
そして、新作だという商品の中では、「SENSE」をテーマにした2014年の品を3個ずつ収めた
「ショコラ・セミナー」が気になりました。その名の通り、チョコレートの
うんちくを語りながら、お茶やお酒を楽しめる大人のコレクション!
チョコレートマニアの女子会にこんな気の利いたお持たせにいかがでしょう。
★小山シェフのインタビューは「so good」12号に掲載されています。
ご購入はこちら。 http://www.karyo.co.jp/cart/category.aspx?cid=290
美しいサラダを簡単につくるコツ [料理]
こんな私も(それなりに)美しく、オシャレなサラダができました
今朝、サンタさん…ではなく、福井のワトム農園さんから小包が届きました。
サプライズ! 色とりどりの野菜と福井名産品いかのへしこのソースの入った
バーニャカウダセットでした!!
黄色と赤のビーツ
紫と赤のラディッシュ
紫と白のにんじん
フィノッキオ
ロマネスコ
アイスレタス
リーフチコリ
レッドレタス
フェンネル
マスタードリーフ
風邪で体力消耗、気力も弱っていたところに、ワトムのお兄様2人からの
最高のプレゼント。実は先日、福井に行ったときには食事に招かれるという
幸運に恵まれたのでした。
珍しい外国の野菜もたくさん作っているワトムさん。サンゴの形をした葉野菜もありました
パーティの準備をしながら、ワトム農園の佐々木さんに、どうしたらちょっと尊敬される
きれいなサラダをつくれるのか聞いてみました。葉野菜は芯の部分は使わず、
葉の部分だけ小さいひと口大に切る、といったお話をうかがったのですが・・・
私の結論。美しいサラダを(無骨ものの私が)作る近道は、ワトムさんのつくっている
ような美貌&美味な野菜を使うこと!!だと思うのです。女子会にアンディーブとか
チコリ持っていくと、ちょっと見直されるのです。
デザートにごちそうしていただいたのは、ワトムさんの「まほうのトマト」のソルベ、ホイップクリームとエディブルフラワー添え
さらに、エディブルフラワーを使えれば上級者。
紫とか、青とか、食卓にあまりない色の野菜を使うと、スタイリッシュなサラダができる!というのも
私なりにつかんできたサラダのコツなのであります。
思わず毒づきたくなった、おいしくないケーキについて
久々のブログ。よし、今日から毎日書いてやる!…最低でも年内は。
その日は大嫌いな歯医者を済ませ、ッとしていた。
年内の診察は今日で終わり♪とちょっと浮かれてた。
だから、「あすこのケーキ屋、小さいけど人がいつも入ってるな」
と目星をつけていた店に入ってみることにした。
ショーケースを見た途端、「あああ」と落胆してしまった。
フルーツをたっぷりのせたタルトのお店らしいのだが、フルーツの切り方も
載せ方も乱雑で、絞ったクリームも完全にだれてるし、粉糖の振り方も均等でない。
ふだんは穏やかな性質の私である。でも、毒づかずにいられない。
なに、ここって手作り感で押したいの? ヘルシー感で売りたいのか?
だって生クリームにほとんど甘みがないんだもん。
ということで、日頃、腕の立つパティシエさんの仕事を見せていただいているうちに、
ワタクシ、辛口になっているのでは?とも思うんだけど、
「おいしければいいじゃないか」という考えでは、究極においしいものはできない!
仕上げまで神経を行き届かせるプロ意識がなければ。
だから美しいケーキはたいてい美味しいというのが私の持論です。
これはいろいろなことに通ずるので、自分への戒めとしても書いておきたかった
まずいケーキの話でした。
カッコイイ!Cawaii Bread & Coffee オープン [パン]
2014年7月、新しいパン屋さんが八丁堀駅30秒のところにできました。パンを焼くのは、武蔵小山の「ネモベーカリー」、五反田の「アリエッタ」で活躍してきたブーランジェール・渡辺暁子さんです。
窓の向こうは川。「私が一番いい環境で仕事してるかも」と渡辺さん
店に入ると、ピカピカのコーヒーマシンと、ガラス張りの工房が目をひきます。工房前のカウンターでちょい飲み、ちょい食べできるのがいいですね。
うかがったのはプレオープン日、それも終了間近でパンも残り少なかったのですが、カンパーニュやパン・オ・セーグル、キャラウェイシードが個性的なライ麦パンなど、「噛んでじっくり味わう系」パンが中心。でも、なんとあの吉田牧場のバターを使ったクロワッサンもあるそうです。食べたい!
渡辺さんひとりで焼いていることもあり、菓子パンや調理パンはありません。でもなくてもいい!ハード系や食パンだけに絞り込んだラインアップ・・・カッコイイじゃあありませんか。
「セーグル」はしっとりしていて、歯切れもいい。お気に入りです
私が気に入ったのは「セーグル」です。サワー種を使わず、ライ麦粉を全体の60%使った、すっぱくなく、ライ麦が香ばしく、しっとりもしていて歯切れがいい。実は日本であまり出会えないパンじゃないかと思うのです。「少し日を置いたくらいがおいしいです」という渡辺さんのアドバイスに従い、なんとか翌々日くらいまでは残しておいたけど、1度に1切れではすまないおいしさです。ジャムを塗っても、卵サラダをのっけてもおいしい。ザ・食事パン。
サンドイッチも始めたらしいので、クロワッサン目当てにまた近々、訪ねる予定です。
旅めし ~ソウル・明洞編~ [旅]
友人の結婚式で初ソウル。韓流ドラマを見るにつけ、出前のジャジャ麺、屋台のおでんやトッポッギ、ソルロンタン、豚皮の焼いたのなど、気になる食べ物がいっぱい。いよいよ検証できる機会だ!ありがとう、友よ!と、小躍りしました。とはいえ、2泊3日の短い期間。何を食べるかを慎重に決めなければ・・・。幸運なことに、旅の相棒も「ペゴッパヨ(腹へった)」が合言葉の食いしん坊2人。羽田空港で集合してから、「この3日でどこまで食べられるか」を議題に緊急会議が始まりました。泊まるのは、明洞(ミョンドン)。韓国語ペラペラのYちゃんに、韓国に住むオンニ(あねご)に探りを入れてもらい、到着の夜のメニューは「軍隊鍋(プデチゲ)に決定! これをどうしても食べたかった私は、最年長をいいことに我を通しました♪
ご存じ、韓国式おでん。練り物を串に刺し、大きな唐辛子が浮かんでる
とってもらった世宗ホテルは明洞にぴたりと背中合わせという好立地!ブデチゲ前に明洞散策。そして、すぐに屋台につかまる。おでんとトッポッギ、2つで300円くらい。屋台の傍らで竹串でつつく。トッポッギ辛くて、太くておいしかったな。
”ソルティーチーズ”味のスムージー。まあ、「アリ」でした。チーズ味は韓国で人気なの??
明洞はMISHAとかSkin foodとか、日本でもおなじみのコスメショップがぎっちり並んで、その合い間に若い人たちが好きおうなアイスクリームやスムージーの店ときどきあって行列ができてます。コスメショップのお姉さんの呼び込み、激しいね。ものすごいカタコト英語で欧米人らしい夫婦にたくさん化粧品を買わせるお姉さんのいるMISSHAで24金パックを買ってみた。「1+1(1個買うと1個無料)」は当たり前の商法で、もはや元値はわからんかった。
着いた!!
店名なんだったかな。2階の「スター(行)きつけの店」の文字が目印
ブデチゲ専門店のインテリアはランチョンミートの缶。金曜日の夕方ということもあり、学生、会社帰りのグループなどで店内は私たちで満席。
メニューは少なく鶏の炒めものとプデチゲ(写真はチーズ入りだけど、とりあえずスタンダードなのを頼んだ)だけ。さすが専門店!
メニューは本当にブデチゲおよびチーズ入りブデチゲと、炒めものくらいしかないので、とりあえず鍋1品、炒めもの1品頼んでみた。「ラーメン入れる?」と聞かれたようだが、まさか基本のブデチゲにラーメンが入っていないとは思わず、「いらない」といったら、見事にラーメン抜きのキャベツ、タマネギ、ランチョンミートだけの鍋がやってきたので、急いで「ラーメン、ジュセヨ」。
こだわっているだけに、やっぱりダシが違う。なになに「牛の四脚と胸肉を12時間煮込んだ」のか。いつも使っているインスタントの牛骨ダシ「ダシダ」とは深みが違います。
おもしろいのは、「バターライス」のおまけ。白いごはんがやってきて、卓上の(マーガリンかもしれない)個別包装のバターを混ぜて食べるのです。結婚式のために「糖質カットダイエット」をしていた私ですが、1軒目の店でさっそく陥落~。
一緒に飲むのはもちろん「チャミスル」。失恋した主人公が屋台で小さなグラスでくいくい呑んで、あっという間にでろんでろんに酔っぱらう・・・というシーンは韓流ドラマでおなじみですな。チャミスルは「ソジュ(焼酎)」のひとつなのですが、掟やぶりの糖を加えているらしい。糖質カットダイエットで飲んでいいお酒、焼酎も韓国ではがまんだわね…。
食後は行ってみたかった、高級化粧品ブランド「アモーレパシフィック」がやっているというカフェ「オソルロック」へ。済州島で70年代からお茶を栽培しているそう。茶カテキン入り(たぶん)パックとかもおいているけど、もちろんここのメインメニューは豊富なアレンジティーの数々。
ほうじちゃのミルクティーにみかん、ほうじ茶ラテなど、夜にも安心、カフェインフリーな飲み物もたくさんありました。お土産にもよさそうなティーバッグや顆粒タイプのミルクティーなどもいいですね。「ウエディング」というブレンド緑茶が気に入りました。
自分にはこの日飲んで、不思議なおいしさだったみかん風味のミルクティー、ふつうのほうじ茶ミルクティー(顆粒)。ちょっと甘すぎるんだけど、初ソウルの思い出に。
この日の食事はここまで。Yちゃんは、ソウルに来る必ず夜飲むというヨーグルトドリンクをコンビニで買い、「翌朝」の快適に備えていたのであった。
オシャレ野菜に萌え萌え~@福井・ワトム農園 [旅]
兵庫で「エスコヤマ」の小山シェフの取材を終え、コーフンしながら「サンダーバード」に乗って、福井へ。石窯仲間で、福井の食ナビゲーター、「野の花工房」の佐々木京美さんを訪ねました。今回は何を食べさせてくれるかな? どんな楽しいことがあるかな? いつでもおまかせ。でも、京美さんに任せておけば間違いなにのだ!
まずは福井駅近くの「味の王国」へ。福井を想起させるネーミングではまったくないな…と思ったところで、「ここはアジがおいしいのよ」と京美さん。「アジの王国」なのね。居酒屋なのだが、メニューがおかしい。スパゲッティ・ボンゴレや、オムレツが種類豊富にあるのです。おっかなびっくり「イクラのオムレツ」を頼むと、おかあさんが「トマトソースかける?」と聞いてきた。イクラとトマト。えー!? でも、とてもおいしかったです。そうだトマトと言えば・・・
福井の海沿いの砂地はおいしいトマト「コシノルビー」発祥の地のひとつ。砂地にレタスがふっさふさ
京美さんの石窯料理にもよく登場する「ワトム農園」のトマト。そうだ、ワトムさんに行ってみたい!! 突然のお願いにもかかわらず、ワトムさんは日本海に近い、砂丘地帯のハウスを快く案内してくれました。
しつこく話を聞いてしまった。ワトム農園の佐々木さん、ありがとうございました
左/中が空洞になったアスパラガスチコリこと「プンタレッラ」。右/黄色いビーツもまるまる太ってます
ぜーんぶ食べられる。右端の青い花はとっても甘い「ボリジ」。逆に左端の「ナスタチウム」は結構な辛さ
オーナーの佐々木さんと品川さんは、「もう収穫も終わりなので、ろくなものがないんですよ」とおっしゃいますが、本でしか見たことのないオシャレ野菜を間近にして、またまた大コーフン。この一帯はトマトの産地として有名ですが、ワトムさんはトマト以外にも珍しいイタリア野菜や、「恐竜のたまご」と命名された楕円のメロン、はたまたワイン用のブドウまで栽培しています。
虫がひらり!2人の視線は悪を退治する正義の味方の視線になった!!
ほのぼのなワトムのお2人でしたが、突然「アッ」と声を上げたかと思うと、次の瞬間、飛んだ!? 小さな虫がハウスの中をひらひら。「ハウスには細かい目の網をはりめぐらせていますが、どうしても小さな虫が入り込むんです。暖かくなると、たいへんですよ」。無農薬農業ってこういう努力の連続なんだな。
左/ワトムさんの野菜、絵になる~。右/Chez Panisseの「Vegetables」。ここに載っているアマランス・グリーンも、ワトムさんで栽培しているそうです
たくさんの野菜をいただきました。どれも力強い、味の濃い野菜。色鮮やかで形もきれいです。レストランからひくてあまたとは、納得です。さて、どう食べようか。「CHEZ PANISSE VEGETABLES」を取り出して、いろいろ研究しようと思ったけど、ワトムさんのブログにおいしそうな料理がアップされていました。
「so good」に載っていたエディブルフラワーを使ったデザートプレート。そこにひとつワトムさんのハーブをのせてみました。さて、どれだ?
お2人とも根っからのおいしいもの好きなんです。私が書いているスペインの製菓専門誌「so good」も熱心に見てくれました。というのも、最近はパティスリーの世界でもエディブルフラワーがよく使われているのです。来年は京美さん、ワトムのお2人とスペインのバスク地方を旅しよう!などと、楽しい計画も持ち上がり、今回もやっぱり実りある福井の旅でした。
FOODEX!今年のおいしいニュース
左上から、〝エナジーバー”系の商品も多かったですが、これはイチジクとくるみでできたナチュラルバー。日本に入ってっ来るのが待たれるメキシコ産「キーライム」。パンのようなクラッカーのような「クロッカンティー二」。ギリシャのおいしいExヴァージンオリーブオイル。ドライフルーツ大好き!このオーガニッククランベリーは砂糖の代わりにリンゴジュースで甘味をつけている。ブラジルのオーガニックシュガー。メキシコのリュウゼツランのお酒「メスカル」を飲む、小さなピッチャー型コップ。FOODEXに誘ってくれたMさんの店、目黒の「マムール」でも取り扱われているEnglish Tea Shopの「ちょっこレートルイボス&バニラ」。オーガニックの紅茶。そして、トルコの「ブルグル」
今年も3月7日(金)までの会期でFOODEXが開催されています。今年は幸運にも、とおいとおい幕張まで車で送っていただけることになり、足取り軽く会場に向かいました。
今年はここ数年に比べ、なんとなく会場が沸いているふう。活気を感じました。さて、気になったアイテムです。
ココナッツウォーター:低カロリーで高栄養ということで、よく見かけた
ココナッツオイル:注目しています。WWW.GRINNINGCOCONUT.COM
クロッカンティーニ:このての薄焼きパンというかクラッカー、このところ海外のお土産などで食べる機会が多い。湿気にくくて、上にチーズなどをのせて、しばらく置いておいても泣かないそう。低脂肪、ラクトースフリー、ビーガン向け。www.lapanzanella.com (アメリカブース)
ゴートミルク製品:牛乳アレルギーの代替品。チーズは珍しくないけど、ヤギ乳ヨーグルト、ミルクは珍し。ミルクがなんていうか、やや塩けと酸味があったが、思ったよりクセなし。(イギリスブース)
カカオのコーヒー(?):これはおいしかったし、新しい!カカオ豆を砕いて、フレンチプレスで淹れるのだが、チョコレートの香りは満点で、チョコレートの風味もたっぷり感じられる。www.crio.co.jp(アメリカブース)
ブルグル:トルコの米のような挽き割り小麦。レンズ豆やマッシュルームなどもはいったブルグルを、倍量の水で15分ゆでてできあがり。ピラフのようでとってもおいしい。トルコがんばれ!いいもの持ってるぞ。www.burubulgur.com(トルコブース)
メイプルパール:キャビアのように瓶詰にされた、メープルのパール。肉料理の上にあしらったりするそうな。メープル風味はやや弱いが、いくらそのものの食感が新しい!www.citadelle.coop (カナダブース)
さあ、ここから日本ブース
有平糖:手作りで引く飴の光沢はJAPAN BEAUTY! 浅葱色など、日本古来の名前で呼びたくなるようなニュアンスのある色なのもステキ。
ガレットミックス:信州の石臼挽きそば粉を使用した、そば粉7割のミックス。通常は一晩寝かさなければ、おいしい焼き色がつき、パリッと焼き上がらないのだが、このミックスを使えばすぐに最高の仕上がり。うまさにマジ、驚いた。www.nikkoku.co.jp
くしろ海藻バター:ボルディエの海藻バターなどを見て、「地元のもので作れないか!」という思いで生まれた。フランスではわかめのような海藻を入れるそうだけど、釧路のは昆布。ちょっと磯の香りが足りないのが残念だが、うれしいぞ、国産海藻バター。(問い合わせはレストラン&コミュニティ イオマンテ)
さて、疲れ切った私たちを癒してくれたのは、各ブースの看板ボーイズです。トップ4を発表(もちろん、紹介する製品がおいしくなきゃダメ)
4位 フランスのバイヨンヌハムさん
3位 メキシコのハバネロさん
2位 ベルギーのエレガントなスイーツさん
1位 イタリアのパルマ・プロシュートさん
こちらが看板ボーイのいるお店の商品。プロシュート・ディ・パルマ、ベルギーの「キューベルドン」のグミのようなゼリーのような新食感スイーツ(来月から三越で1か月間出店予定)。メキシコのハバネロソースは3種類あって、これが一番マイルド。でも、最高に刺激的。
あと2日、いろいろな楽しみ方のできるFOODEXです。
3月の教室のご案内 [パン教室]
いよいよ春ですか?とひとりごと。3月はウキウキ気分を盛り上げるパンとおやつをつくってみませんか?
3月のパンは「かもめのシナモンロール」
映画「かもめ食堂」でもおなじみのシナモンロール。小指でぎゅぎゅーと成形するのがポイントですね。おひとり様6個つくって、お持ち帰りください。「お気軽コース」と「じっくりコース」を用意しました。
「お気軽コース」 生地のこねあげはデモンストレーション、分割、成形、焼き上げまでやっていただきます。
料金:3000円 所要時間:3時間
レッスン日時(各回定員4名):22日(土)10:00~(あと3名様)、29日(土)10:00~(あと1名様)
「じっくりコース」 生地のこねあげから焼き上げまでやっていただきます。
料金:4000円 所要時間:4~5時間
レッスン日時(各回定員3名):8日(土)14:00~、22日(土)14:00~、29日(土)14:00~(あと2名様)
3月のおやつは「シリアルモーニングタルト」
オートミールやナッツ、全粒粉を混ぜた生地にお好みのジャムをはさんでつくる、簡単&ヘルシータルトです。焼いている間に、ブランチをご用意します。
料金:2500円 所要時間2時間~2時間半
レッスン日時(定員4名):8日(土)10時~ ※ご希望があれば他の日程でも開催します。
お名前、連絡先、「パン」または「おやつ」のいずれか、参加日時を書き添えて、chachamo☆dc4.so-net.ne.jp (☆を@に替えてください)までメールください。48時間以内にこちらからの返信がない場合、たいへん恐れ入りますが、もう一度、メールでお知らせください。どうぞよろしくお願いします。
なお教室は、東横線新丸子駅すぐ!です。
講師はAll about「ユニークな手作りパン」ガイド、松野です。