おいしい映画発見!「トースト」・・・英料理家ナイジェル・スレーターの驚きの(笑)半生 [映画]
ブログ更新が著しく遅くなっています。忙しいというより、仕事の能率が落ちているというか、なんでも年のせいにしたくなるというか…
おかげで月に4枚送られてくるDISCAS TSUTAYAのDVDがなかなか見れず、繰り越しはふえるばかり。この「トースト」という映画もどんな映画だったのか、なぜ借りたのかまったくわからず。ヘレナ・ボナム・カーターが出てくるから、借りたんだろうなと見始めました。まったく、前情報なしに見ると、最初はわりと退屈。
料理下手の母親の唯一の得意料理はトースト。母亡き後、父親の愛情をひとりじめする料理上手の継母に対抗し、 料理に目覚めるナイジェルくん。「ナイジェル・スレーターって、なんか聞いたことある」と思ったら、料理本を持っていました。
料理本には見えない、黄色いビニールのカバー。「サースト」という喉の渇きというタイトルも思わせぶり。
実はジュースレシピの本なのだが、写真も、タイポグラフィーもとてもステキなので買ったようです。ちょっと風変わりな料理本の作者はやっぱり風変わり。主役のナイジェルを演じたのは「チャーリーのチョコレート工場」に主演した男の子。えー、ナイジェルさん、そちらがお好みなのねという、思いがけないエピソードも盛り込まれていますが、やっぱり最大の魅力は出てくる料理やお菓子です。1970年代のイギリスで、「スパゲティ・ボロネーズ」 にあこがれるナイジェルには、大いに共感しました。そして、メレンゲがふんわりのったレモンパイ!
日本版、海外版の宣伝ポスター、どちらもおいしそう。きっと、これに惹かれて借りたんだろうな。ヘレナ・ボナム・カーターもいい味出してます。「まずい」と言われ続けたイギリスの料理、この人の誕生くらいから、どんどんおしゃれで、おいしくなってきたのかもしれません。パイが食べたくなります!