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映画「ジュリー&ジュリア」は料理好きなら必見! [料理]

12月12日から公開のアメリカ映画「ジュリー&ジュリア」の試写会に招待していただきました。ホイッパーは実際に食べるのも好きですが、料理本はもちろん料理の描写が多い小説、映画が大好きです。ここ数年、レストランを舞台にした映画が各国で制作されていますが、アメリカで恋愛などをからめず、料理への情熱を一途に描いた映画はこれが初めてかもしれません! 40代で運命の人と出会い、結婚。夫の転勤に伴い、パリ在住主婦になり、料理に目覚めていくジュリー・チャイルドをメリル・ストリープが演じます。ジュリー・チャイルドは、アメリカにフランス料理を、しかも一般家庭に持ち込んだ料理研究家です。とにかく、おいしいものを本当に幸せそうに食べる姿、コルドン・ブルーで男性にまじって奮闘する姿、テレビで料理の先生を務める愉快な姿。メリル・ストリープ、ブラボー!!な演技です。料理好きなら、パリのマルシェの風景やキッチン、型から取り出される焼きたてのタルトタタンなど、切り取ってポストカードにしたくなるようなシーンが満載です。

一方、もう一人の主役はディズニー映画「魔法にかけられて」でおちゃめなお姫様を演じたエイミー・アダムスです。私はひそかに、彼女がメグ・ライアン、サンドラ・ブロックに続く、ラブコメの女王になるのではないかとにらんでいます。表情が豊かで、驚くと目が「まんまる」になるのが、ラブコメ系王道の顔・・・というのが私の定説ですから。ジュリーは、分厚いジュリア・チャイルドの料理書にある500以上のレシピを1年間で作り切り、ブログで紹介するというプロジェクトを自分にに課します。NYのクイーンズ地区のせまーいキッチンで、鴨をさばいたり、ロブスターをゆでたりするのに四苦八苦するジュリーに、狭小キッチンでパンを作るときのホイッパー自身の苦労を重ね、「うんうん」とうなづいてしまいました。途中、フードライターのアマンダ・ヘッサーが取材に訪れるシーンがありましたが、アマンダの本も読んでいたので、またまた大興奮!(「アマンダの恋のお料理ノート」はお勧めです!!) ブログで料理日記をつけるのは、今では多くの人が行っていることですが、この話(実話!)は2002年のこと。まだ、ブログも一般的ではなかったのでは? 最近では、パリジェンヌのクロチルドさんが、英語で書きつづったブログ「チョコレートとズッキーニ」が話題になり、書籍化もされました(2作目のパリのガイド本もお勧めです!!)が、ジュリーはその先駆けでしょうか?

大笑いして、ちょっと泣ける、冬に暖かい映画です。もう1回みたい! ホイッパーのお気に入りのひとつは、「サタデーナイトライブ」のシーン。お見逃しなく。
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